ピックルは日本からインドへ向かう飛行機の機内食にもよく登場します。なので、インドへ頻繁に旅行する人にとってはお馴染みのものかもしれませんね。主食がカレーのインドでは付け合わせに不可欠なものです。ピックルは青唐辛子やライム、トマト、ショウガ、熟していない青いマンゴーなど色んな食材をマスタードオイルやごま油、赤唐辛子、マスタード・シードなどのスパイス類、酸味付けや防腐剤の働きをするタマリンドなどを混ぜ合わせたピックル液に漬け込んで作ります。ちなみに、インドのごま油は焙煎せずに生ごまを使うため、私たちが知っているあの独特の香りはありません。また、ピックルとピクルスは呼び名も似ているので同じもののように思いますが、西洋のピクルスに比べ、野菜や酢を使う割合が少なく、インド独自のスパイスを使っているのが特徴と言えるでしょう。これらのことを考えると、ピクルスとはまた少し違ったものなのだと思います。